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海辺のさんぽCafe

亜熱帯の島・奄美大島から発信するWeb Cafeです。シーカヤックで海辺のお散歩や南島暮らしの  おしゃべりでのんび~りとお過ごし下さい。
2013/04/13

涙のパンを買いに行くのだ!


先日ご紹介した、
ウチから大島海峡を挟んだ対岸の加計呂麻島、
渡連集落の工房楽流さんご夫妻が
なんと、5月いっぱいで島を離れるというじゃないですか…!
なんで行っちゃうの!

ご家庭の事情で仕方ないとはいえ
寂しいなー・・・・・・・

最初にその話を聞いたときには、目頭が熱くなった。

それほど頻繁に行き来していた訳じゃないけど、
対岸に楽流さんが居るってことが、心の支えにもなっていたんだよね。

なので、お別れの「涙のパン」を買いに、今日も海を渡ったのだ。
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工房楽流のノブさん、りっちゃん、
そして、お店に来ていた加計呂麻島ガイドの寺本さんと
そろって記念撮影。

このお家も、お店も、パンを焼く石窯も…イイ感じなのにな〜。
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お土産に、パンを二つ買いました。
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「もうお別れ」
今まで幾度、この言葉を噛みしめただろう…。

皆、去ってしまう…
  みんな去ってしまう…
      去ってしまう…。


出会いがあれば別れがくる。

そして、最終的には知り合った全ての人とお別れしなければならないのだ。

「サヨナラだけが人生だぜ!」

…とシャウトして、キーボードから手を放そう。
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2012/01/12

カヤックを漕いで「カケロマツリ」へ!

先日の日曜日、加計呂麻島・押角で行われたイベント「カケロマツリ」に行ってきました。

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押角はちょうど古仁屋の町の対岸あたり。しかも、この日は風も無く穏やか。
こんな日にシーカヤッカーがフェリーに乗ってちゃダメでしょ!…ってことで
古仁屋の隣の須手の港からカヤックで出艇。
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風は緩やかな追い風。
曇り空の下、だんだん加計呂麻島・押角集落が近づいて来る。

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しっかり厚着をしてきたので汗をかいてきた。

須手から40分漕いで、海辺にある押角小中学校に到着。

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カヤックを浜に上げて、乾いた服に着替え、イベント会場へ行く前に
押角集落の海岸を散策。

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幾つかの「詩」が海辺に掲げられているのも良い感じだなぁ…。

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今回のイベント会場になっている押角小中学校。創立百年を誇ったのですが、今は廃校になっています。

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校庭ではフリーマーケット。嘉入集落で農業をやっている花田さんが出店していました。
早速、自家製ハチミツを購入。自然な香りで、う~ん、これは上質な美味しさ!

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ここは加計呂麻島産の材料を使ったプリン屋さん。カワイイ売り子さんでした。

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校庭では餅つきも始まっています。

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この人、楽しそうに餅をついているなぁ…
あっ、オレか…(^0^;)

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体育館ではライブ。大和村からやって来たAMAM JAUBBの演奏。
ちょっとニューウエーブでジャジーな感じ…って言葉で表すとバカみたいだけど、
この感じ、かなり好きだなぁ…
こんなバンドが大和村にあるんだ…ASIVIでライブがあったら、ぜひ行きたいな!

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次は、加計呂麻島に一年住んでいたことがあるというHOUさん。絵をめくりながらの歌。

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皆で手を繋いで輪になって歌う。恥ずかしいけど中に入ってしまえば楽しいんだよね。

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紙芝居「けんむん物語」では子供達がステージ前に集合。

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最後はパーカション隊とのセッション。

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夕方からは映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を上映。

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この映画は、震災前と震災後では意味が全く違ってしまったと思う。
今更、ボクが感想を言う映画では無いけれど、自分自身が問い直される映画だ。

エネルギーの問題は、生活や仕事の中でそれぞれが自身の態度を問われる問題なのだと思う。

映画を見終わっての個人的な感想を一つ
「こんなにシーカヤックが登場する映画だとは思わなかった…」

映画の終った後は、キャンドルの明かりの中で温かい煮物とおにぎりのサービスが嬉しい。
でも、入場料1000円でこんなにサービスしてもらって良いのでしょうか?

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この日は友人宅に泊めてもらい、
翌日、小雨の中を大島海峡を横断して須手の港に帰ってきました。
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2011/12/11

河瀬直美監督の「朱花の月」上映会

名瀬の中央公民館で行われた
河瀬直美監督の映画「朱花の月」(はねづのつき)の上映会。
上映後に監督や音楽担当のハシケンのトークライブもあるという。
島でこんな機会はめったにないので駆けつけました。

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映画は奈良・明日香村の美しい風景の中、
ドキュメンタリータッチで始まる。
山に昇る満月。小山に囲まれた田んぼが映し出される映像詩。
女性が紅花で布を染めているシーンにドキッ!とする。

俳優が2ヶ月間村に住み着いて、その土地で暮らす雰囲気を身につけてから撮影に入ったらしい。
明日香村での日常生活をのぞき込むような感覚から、どんどん物語に引き込まれる。

意外性のあるキャスティングも魅力。
奈良で発掘作業をする考古学者に麿赤兒(暗黒舞踏!)
夫の役に「叫ぶ詩人の会」のドリアン助川
ちょっと小うるさい気がするけど、細かい演技が妙に上手い樹木希林。

ドキュメンタリーのような、映像詩のような
それでいて劇映画の演技も楽しめる。
じ~んわりと心に染みる映画でした。

上映後のトークライブには河瀬直美監督、主演のこみずとうた、音楽のハシケンが登壇。
祖母が笠利用安の出身だという河瀬直美監督。
皆既日食の時のハシケンと河瀬監督の出会いがこの映画の音楽につながったとのことで
奄美での上映会となったらしい。

最後に、この映画の主題曲「愛(かな)しるべ」を主演のこみずさんがハシケンさんの演奏で歌う。
こみずさんは職業俳優ではないというが、その歌唱力にビックリ!
そして、監督の河瀬直美さんがバックコーラスに参加したのにも、二度目のビックリ!
この映画監督は歌も歌うのか!

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2011/12/11

鉄工芸作家・タケルさんの夢


奄美大島、笠利用安のCafe夢紅で行われている、鉄工芸作家の赤木タケルさんの個展に行ってきました。
カフェの前のお庭で、バーナーで鉄を熱して叩いたり、溶接したり、という作業をされています。
その場で作家の方の作業を見て、注文もできるという展覧会。

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天秤のような不思議な鉄のオブジェ。

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鉄の小箱。

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童話の世界に出てくるような、古い鉄の機械が羽ばたくような世界観。

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柔らかな雰囲気のタケルさん。以前は舞台美術の仕事をしていたりと、ボクと共通する経験をしているせいか、
なんだか、とても話しやすい方です。

もの作りを始めた動機の話になって、タケルさん語る
「自分の欲しい物がなかなか手に入らないので、作ることにしたんです」
「今、作りたい物はなんですか?」と尋ねると。
「飛行機です」「えっ!」
「子供の頃、男の子だったら憧れるパイロットになりたかったけど、なれなかったから、操縦できるものを自分で作ろうと思って。
だから、まだ、一番作りたい物は作っていないんです」

いつの日か、タケルさんが鉄の翼で空を飛ぶ日が来るのだろうか…。
2011/12/03

人生初ヨット!ランチ・セーリングで気分爽快!

穏やかに晴れ、12月とは思えない暖かさ。
南からの風が吹き込んで汗ばむ程の気温になった昨日。

近所に住んでいて、ダイビングサービスをしている。浅羽君(真ちゃん)に誘われて
ヨットに乗ってお昼を食べる、ランチ・セイリングに行ってきました。

船は真ちゃんがお知り合いから譲り受けて、和歌山から奄美大島まで、自ら操船して回航してきたというESMERALDA(エスメラルダ)号です。

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実は人生初ヨットです。!もちろん興味もあったし、大島海峡のある瀬戸内町に住んでいるので、乗れる機会は沢山あったのですが、いつもタイミングが合わなくて…。

さあ、無事出航!

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初めてヨットに乗って、直ぐに操舵輪(ラット)を握らせてもらった。
風向きを見ながら帆が上手く風を受ける方向に船を向ける。船のスピードによってもラダーの効きが違うから、その辺も難しい。
まあ、ロープの扱いがわからない、ど素人ができることといったら、これぐらいしか無いんですが。

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穏やかな南風を帆に受けて進む。気持ちいいー!

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大島海峡内に自衛艦が停泊していた。海上自衛隊補給艦424「はまな」だ。

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風を読みながらのセイリング。あんまりゆっくりご飯を食べてるヒマは無けど、
海風に吹かれて気分爽快でした!

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真ちゃん、ありがとう。またヨットに乗りたいな。
今度はもう少しロープワークを覚えておきます。
次へ>>

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taiga:
亜熱帯の島・奄美大島でシーカヤックのガイドをしています。 海辺の集落に住んでのんびり、ぼんやり、暮らしています。 現在、のんびりゆったりのシーカヤック・ツアー
海辺のさんぽ社 を主催。

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sanpokun

Author:sanpokun

好きなこと:
無人の浜でキャンプ,ボサノヴァを聴く, 雨の日の昼寝, 浜辺で焚き火, 夜空を眺めながら酒を飲む, シュノーケリングでサンゴ礁や熱帯魚を観察する, フェリーニの映画, ロバート・フランクの写真, パウル・クレーの絵画, 谷川俊太郎の詩, 池田晶子、中島義道の著作, ダッチ・オーブンの料理,

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