海辺のさんぽCafe

先日の日曜日に、僕の住んでいる嘉鉄集落で
奄美の伝統行事「浜下れ」が行われました。

この日の「浜下れ」は虫下しと言って、もともとは害虫を海に投げて今年の豊作を願う行事。
旧暦の三月三日に海へ出て貝拾いなどをする「浜下れ」とは違うところがちょっとややっこしいけど、
今では、まあ、浜辺でご馳走を食べて、呑んで歌って宴会をする日なんですね。

こんな風に浜辺の木陰に特設会場を作って、宴会のはじまり～♪


以前は各家庭で作ったおかずを持ち寄ったんだろうけど…今はこんな仕出しお弁当と定番のシビのお刺身です。

これは奄美名物のフルヌガブ。ニンニクの塩とハチミツ漬けです。

これは、この季節に食べるという奄美の手作りお菓子「こうしん」
はったい粉（大麦を炒って挽いた粉）を使ってますよ。


嘉鉄集落では集落内を5つに分けた班ごとに「浜下れ」を行うのですが、
我が2班はただの宴会ではありません。豪華賞品を争う各種ゲームを開催！


最初はビンゴ！リーチの人は立ってね。

お次はゲートボウリング。ゲートボウルの玉で空き缶のピンを倒すゲームです。ピンの裏に書いてある数字が得点になるのですが、怖いのはマイナスの数字もあること。10点取っても、-20点のピンを倒したら-10点になっちゃうよ。

さあ！ガジュマルの木の下で、ゲートボウリングのはじまり～♪
高得点のピンがどこにあるか分からないので、沢山ピンを倒した人が勝つ訳じゃないのがみそ。

なんと！最後に追加で参加したボクが、並み居る強豪を押しのけ、最高得点で優勝しちゃったじゃないですか！
もちろん「まぐれ」ですよ。だって、あんまり優勝したくないし…。

次は、グループを組んで戦うじゃんけんトーナメント開催。皆さん、すごく楽しそうです。


小学校の新任の先生がご夫婦で焼酎をさげてご挨拶来てくれました。先生も大変だ…。
（隣でVサインしてるのが、なんと…校長先生なんです…気持ちは小学3年生か！）

それでは、小学校の先生方をお迎えして、再度、かんぱーい！

お次は、ボールを投げて当てた商品がもらえる「ボール投げ」
なんと…ボールが軽くて変形してて、投げにくくなってるじゃないか！

最後は海へ向かって履き物を投げるゲーム。誰が一番遠くへ飛ばせるか？
でも…これって、素朴すぎませんか？こんなゲームで楽しめる嘉鉄の人はホント天才だぁ！


三味線で島唄を歌ったりしない、あまり伝統的じゃない嘉鉄2班の「浜下れ」も、ようやく終了。

そしてこれが、この日僕がゲットした豪華賞品の数々。
一番「いらない」のがゲートボウリングの優勝賞品、ださいタンブラーセット…。
これ、誰かもらってくれー！