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海辺のさんぽCafe

亜熱帯の島・奄美大島から発信するWeb Cafeです。シーカヤックで海辺のお散歩や南島暮らしの  おしゃべりでのんび~りとお過ごし下さい。
2011/12/16

柱の長さが二転三転?

さて、お待たせしました!
倉庫の増築工事日誌、4日目。

問題の「最初に立てた柱が短かった件」

完全な計算間違えか?
当初の計画では、
地面に置いた束石の高さが決まらないと柱の長さは決定できないので、
仮に2mと仮定して考えていたのですが…
いつのまにか、それが「決定」になっていました。

短く切った柱は伸びないので、新たに材木を買ってくるしかない。
幸いにも三寸角の規格材なので、簡単に手に入る。
朝一番で古仁屋の材木屋さんで角材を買ってきて直ぐに切り出し。
根太となる材も寸法通りに切って防腐剤をぬりぬり。
昼食後にボクの原因不明の腹痛により、この日の作業はここで中止。

さて、翌日、気持ちを切り替えて、新しい柱を立てたのですが…。

「タイガさ~ん。この高さだと屋根の勾配がつきませんよね?」
「えっ…(汗)」
「ほら、母屋の軒下から屋根を伸ばすと、ほとんど水平で水が溜まっちゃいます。」
「うっ…ぐぐぐぐぅ」

RIMG0004.JPG

ここで初めて気づいたんです…平面図は精密に書いたのですが、
垂直の断面図は書いてなかった!
これじゃ、上手く行くわけ無いですよね…。

あまりの自分の愚かさに…冷や汗が出てきました。

気を取り直して、あるべき屋根の勾配で実測すると、柱の高さは2m4cm。
ということは…最初の柱で良かったんじゃ???
何やってるんだ、オレ?

床面も母屋の高さに合わせる計画だったのですが。
母屋の床面には、当然それを支える構造材があるので
柱が隠れてしまって、繋ぐことが出来ない。
結局、倉庫の床面を下げることにしたので、梁までの高さも問題なしです。

基礎の束石の位置決め作業では誤差数ミリの精度を誇った我々の仕事が
いきなり「場当たり仕事」になってます。

まあ、こんなもんですよ…たかが「倉庫」なんですから!

もう一度やり直しで、最初に切った長さの柱を二本立てたところで
小雨が降ってきたので、この日の作業はお終い。

RIMG0005.JPG

二日間ぐらい足踏みした気がするけど、
ここまでくれば、作業は一気に進むはず…です!
2011/12/14

柱が立ちました!…が?

倉庫の増築作業も三日目です。
今日は束石の位置を確定する前に、
まず、柱を切り出してしまおう。

少し小雨が降っているので、庭にタープを張って作業です。

RIMG0004.JPG

ボクは寸法を測って、墨付けを担当。
ジーザス松葉氏が華麗なる電動丸ノコさばきで、角材を切っていきます。

RIMG0002.JPG

柱、根太、梁の材料が揃ったので、次は束石の位置を決めていきます。

糸の交点から「下振」を使って慎重に位置合わせ。
もちろん、束石の高さと水平も合わせていくので、ちょっとやっかいです。

RIMG0005.JPG

さあ、これで基礎となる束石の位置が固まったので、試しに柱を立ててみるか?

RIMG0006.JPG

おおっ、立った!

RIMG0008.JPG

「でも、柱の寸法が短くないですか?」
「何で…?」
「束石から40cmが床の高さだと、梁の高さが…」
「えっ?…ええっー!!!」

次号に続く。


2011/12/13

もの作りスイッチが入りました!

ついに「もの作りスイッチ」が入ってしまいました!
母屋裏の倉庫の増築。実際の作業に入ったら面白くてしかたない。

昨日は、水貫(みずぬき)の板に糸を張って
床面の高さや礎石となる束石の置く位置を定める作業。
まず、基準となる糸を母屋の柱に張り、
そこから以前作った手作りの直角三角形、大矩(おおがね)を使って
寸法に合わせて、直角になるように糸を張っていく。
写真で黄色の糸が張ってあるのが見えるでしょうか?

RIMG0024.JPG

作業終了後、調べてみると
なんと、糸と糸の交点が、計算上の数値と数ミリしか違わない!
気持ちよいほどの精度が出てます。気持ちいい!素晴らしい!(自画自賛中です(^_^;)

まあ、たかが倉庫の増築にこれ程の精度はいらないと思うんですけど…。

早速、束石を並べてみました。

RIMG0025.JPG

あまり慎重に作業をし過ぎたせいか、時間切れで昨日の作業はここまで。
今日からの作業は、もっとザックリやらないと進まないね。

さて、今日の作業は
束石の高さと水平を決め。
角材から柱の切り出しです。
2011/12/12

倉庫の増築工事を着工です。

いよいよ母屋裏の倉庫の増築工事を着工です。
今回も、9月にお隣の集落、清水に移住したシーカヤッカー&クラフトマンの
ジーザス松葉氏に全面的に協力していただくことになりました。
先月の豪雨水害の時も復旧作業を献身的にお手伝いいただいたので、救世主=ジーザス!と呼ばせてください。

さて、そんなジーザス松葉氏と敷地の草をむしって、軽く整地。
建設予定地の外側に杭を打って、水平のレベル出しの作業。
まあ、水平なんて適当に測って建て始めても良いのですが、いい加減にやると最後の方で大変なことになりそうなので、
ここはしっかり正確に水平を出すことにします。
水の入った透明なホースを伸ばし、基準点と同じ水面に印を付けていくといった古典的な方法(水盛り管)を採用。

RIMG0034.jpg

理論的にはこれでぴったりと同じ水平のラインがでるはずなのですが…
慣れない二人がやっているからか、これがなかなか上手く出来ない。

松葉さん曰く、
大工さんの間では「5㎜の誤差は芸者の華」という言葉があるらしい。
つまり、5㎜ぐらいの誤差は「まあ、華があるねぇ!」ってなもんだという
粋な言葉だと思うのですが。ボクはこれが気に入ってしまって
「おっ、華があるねぇ!」などと言いながら作業。
何度も計り直して、ようやく、ほぼ同じ高さにそろいました。

次は杭に付けた印に合わせて、水平に板(水貫)を打ち付けていく。
釘を打つと杭が曲がってしまいそうなので、電動ドライバーを使って慎重に。

RIMG0036.jpg

さあ、糸を張って基礎となる束石を置く場所を決めるのですが、
この日は時間の関係で、ここで作業を中断。
最後に、直角を測るための大きな三角定規(大がね)を作って作業終了です。
おおっ、本格的な大工仕事っぽくなってきたぞ!

RIMG0037.jpg
2011/12/09

家の裏に増築を計画中です。

水害の片付けもようやく一段落しました。
それじゃ、この勢いで復旧を通り越して、リフォームに突入だぁー!

まずは、母屋の裏に倉庫の増築を計画中。

ここに幅2m長さ4mぐらいの倉庫を建てようと思ってます。

DSC03210.JPG

その昔、大道具の仕事をしていたこともあったので大工仕事は苦手ではないのですが、
屋外に屋根付きのものを建てた経験は無い。

外に建物を建てるとなると、一応「基礎」も考えなきゃいけないし、「水平・垂直」も出さなければいけないし。結構たいへんです。
ほぞを刻んだり面倒なことはしたくないので、どうやったら一番簡単に、一番材料を少なく作れるのか?考え中。
こんなに小さいものでも、実際に建てようとすると難しいなぁ…。

DSC03211.JPG

一人で考えていたら行き詰まってしまったので、友人に相談したり、名瀬の材木屋さんに相談に行ったりして何とか解決。

おっと、材料が届いちゃった!

DSC03280.JPG

こんなものも買ってきた!

DSC03274.JPG

さあ、着工だ!
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■  Profile

taiga:
亜熱帯の島・奄美大島でシーカヤックのガイドをしています。 海辺の集落に住んでのんびり、ぼんやり、暮らしています。 現在、のんびりゆったりのシーカヤック・ツアー
海辺のさんぽ社 を主催。

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sanpokun

Author:sanpokun

好きなこと:
無人の浜でキャンプ,ボサノヴァを聴く, 雨の日の昼寝, 浜辺で焚き火, 夜空を眺めながら酒を飲む, シュノーケリングでサンゴ礁や熱帯魚を観察する, フェリーニの映画, ロバート・フランクの写真, パウル・クレーの絵画, 谷川俊太郎の詩, 池田晶子、中島義道の著作, ダッチ・オーブンの料理,

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