鉄工芸作家・タケルさんの夢
奄美大島、笠利用安のCafe夢紅で行われている、鉄工芸作家の赤木タケルさんの個展に行ってきました。
カフェの前のお庭で、バーナーで鉄を熱して叩いたり、溶接したり、という作業をされています。
その場で作家の方の作業を見て、注文もできるという展覧会。


天秤のような不思議な鉄のオブジェ。

鉄の小箱。

童話の世界に出てくるような、古い鉄の機械が羽ばたくような世界観。


柔らかな雰囲気のタケルさん。以前は舞台美術の仕事をしていたりと、ボクと共通する経験をしているせいか、
なんだか、とても話しやすい方です。
もの作りを始めた動機の話になって、タケルさん語る
「自分の欲しい物がなかなか手に入らないので、作ることにしたんです」
「今、作りたい物はなんですか?」と尋ねると。
「飛行機です」「えっ!」
「子供の頃、男の子だったら憧れるパイロットになりたかったけど、なれなかったから、操縦できるものを自分で作ろうと思って。
だから、まだ、一番作りたい物は作っていないんです」
いつの日か、タケルさんが鉄の翼で空を飛ぶ日が来るのだろうか…。
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